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2012年11月08日

水道(下水道)の話

今回は「水道」と「下水道」のことについてお話します。

普段、皆さんが使っている水道の水を「上水(じょうすい)」と呼びます。
一方、排出する水を「下水(げすい)」と呼びます。

あまり「上水」は耳馴れないかもしれませんが、「下水」はよく耳にするでしょう。
合わせて「上下水(じょうげすい)」といいます


では、まず「上水」のお話から。

日常生活で蛇口をひねって出てくる水のことです。

キッチンの飲み水だけではなく、洗面所風呂トイレ洗濯用など
すべてが「上水」です。

普段使っている分には、特段注意点はありません。

では、どんな注意点があるかというと、

新居に移ったときには必ず最初に一定時間水を出しっぱなしにしてから使う

ということです。


“中古”はもちろん“新築物件”であっても、最初の水は飲まないようにしなければなりません

その理由は、
しばらく人が住んでいないと、水道管に古い水が溜まったままとなっている
ので、飲み水には適していないからです。

特に、少し古い住宅では水道管に錆が出ていることもあり
最初赤い水(「赤水」と呼ぶことがあります)が出てきます。

水が赤いのは“錆(さび)”が原因です。

賃貸住宅の管理をしていると「そんな水飲めないから水道管を交換しろ」という
クレームが入ることがあります。

しかし、この“赤水”が出ても、しばらく出しっぱなしにしておけば大丈夫です。
(どんなに高級な物件でもしばらく使っていなければ赤水が出ることがあります。)


賃貸住宅に限らず水道管の錆はどの住宅でもほぼ100%発生していますが、
基本的に鉄分なので、水の色が変色していなければ飲んでも問題ありません。
(くれぐれも赤い水は飲んではダメです。)

ただ、あまり古い住宅では、錆び臭い水がずっと出てしまうことがあり、
その場合には管理会社や大家さんに相談してください



それでも、住宅側の原因ではなく、水道の本管(水道局が管理している部分)に
問題があることもあるので、すぐには改善されないこともあります



どうしても気になるようなら、市販されている浄水器を飲用の蛇口に取り付けるだけでも
十分飲用には耐えうると思われます。



ついでに「水道料金」の話をしましょう。


分譲マンションや一戸建ての住宅では必ず1世帯に1つ水道メーターというものが付いています。

それを水道局の人が検針して使用料を測って料金を算出しています。

ほとんどの賃貸住宅でも同じように1世帯に1つ水道メーターが付いているのですが、
中には1棟で1つの水道メーターしか付いていない賃貸住宅があります。

この場合は、1世帯ごとの使用料がわからないため、一括して建物所有者(場合によっては管理者)
に水道料金が請求されます。

こういった賃貸住宅では、入居者は水道料金を家主さんまたは管理会社へ支払う形式になります。

この場合、

1世帯当たりの使用量がわからないのに、どうやって料金を決めているのか

という疑問がありますが、これは一括して支払っている料金を平均にして、
大体で支払ってもらう
のです。

例えば、各部屋1件で毎月3,000円など定額を支払ってもらうのです。

季節や時期によって水道料金も変わりますから、年間を平均して算出するのが一般的です。

ときに水道料金に多少上乗せして徴収していることもあれば、家主さんが多少自腹を切って
支払っていることもありますが、詳細はわからないのです。


次に、「下水」の話をしましょう。

「下水」は言い換えれば、「排水」です。

これもキッチン、洗面所、風呂、トイレ、洗濯機と上水と同じ場所に排水溝がありますから、
そこからの流れる「汚水(おすい)」です。

「下水」も“下水道使用料”という料金を支払っていますが、
この下水(排水)の量はどうやって調べているのでしょうか。


実は、この下水道使用料金の計算の仕方は、ほとんどの市区町村で
「上水と同じ使用量とみなして算出」されています


その理屈は、上水で使ったらほぼ同量が排水されると考えています

例えば、風呂、洗面では体や手を洗ってほとんどが排水されますね。
水を飲んでも人の体を通ってトイレで流される。
洗濯では衣類に水分が結構残っていますが、全体の使用量から見れば大した量ではありません。
そのため、「下水」の使用量は「上水」と同じと設定されているのです。


では、上水が「井戸水」だったらどうなるのでしょう。

首都圏など中心地では珍しいですが、少し郊外になればまだまだ井戸水という
ところも少なくありません。

そうした場合、水道料金がかからない場合が多いようです。
その代わりに家主さんは水質検査等にお金がかかります。
(場合によっては、井戸水でも使用料が発生することもあります。)


しかし、下水道は利用するため、下水道使用料はかかります

このときの計算方法は、井戸水の汲み上げ時に汲み上げモーターの駆動時間を測り、
使用された水の量を推計して算出するといった方法が採用されていたり、
途中にメーターを設置して、そのメーターを通った水の量を測定するといった方法で
算定しています。

以前、井戸水を汲み上げて、メーターの付いている管とは別に管をつなぎ、
迂回(うかい)して水道料金をごまかしていた旅館が摘発されたことがあります。

 
ちょっとした節約の話になりますが、ここまででわかるように
水道水の使用を節約すると、下水道の使用料も節約になる
ということになります。

ただし、単身者が普通に使用する量では一般的に基本料金範囲内
(各市区町村によって基本料金の設定は異なります。)
ですから、あまり節約にはならないかもしれませんが、
家族4人など世帯人数が多い場合には効果があります


水道のことは、意外と意識していないことですが、知っておいて損はありません。




r_e_father at 18:58人気ブログランキングへコメント(0)トラックバック(0) 〇設備の話 |  ▼水道

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