▼自分以外が原因のトラブル

2011年07月25日

近隣の迷惑行為で困っている 〜誰にどのように相談するか

先日、知人の息子さんが一人暮らしで、アパートに住んでいますが、
彼から「隣の部屋が毎朝早くから子供を叱る声や夜の話し声が
うるさくて、寝ていられない」という話を最近聞きました。

賃貸住宅に住んでいると、隣や上下階の部屋からの騒音で悩まされたり、
ゴミ出しやペットの飼育などで迷惑することがありますね。

特に、アパートでは壁の薄い物件もあり、隣や上下の音が丸聞こえ
という話は上記のようによく聞きます。

隣や上下の深夜の話し声やテレビ、ステレオなどの音で眠れない
といったことが毎日続くと、“不眠症”や“ストレス”などから
病気になってしまうことさえあります。

この他、ゴミ出しの問題やペットの鳴き声、匂いなど様々な近隣と
問題となることはたくさんあります。


こうした「近隣の迷惑」問題はどうすればいいのでしょうか


直接、自ら原因の部屋に行って“注意(文句?)”を言う強者も
いますが、ここで「直接行動」をとってしまうと、管理している人
(管理会社(不動産会社)や家主等)が知らない間に問題が
エスカレートして、手に負えなくなってしまうことがあります


そうなってしまうと、より解決が難しくなってしまいます


問題を起こしている人は、自分が問題を起こしているという意識が
薄いことが多く
、そこへ直接文句を言うと、それが引き金になって、
近隣居住者間でいやがらせやストーカーまがいのことまで発展して
しまうことがあるのです。

そこで、まず問題が発生したら、管理している人に相談してください

物件を管理している人は、管理会社(不動産会社)や家主(オーナー)の
いずれかのケースがほとんどですが、問題発生時にまず連絡するのは
この物件を管理している人です。
(通常は、入居時にこうした時の連絡先を教えてくれます。)

もし、連絡先がわからないときは、自分が家賃を入金している名義
のところへ連絡してください。
(不動産会社か家主のはずです。)


連絡すると何をしてくれるのか?

こうした一種のクレームを受け付けると、物件管理者は段階的に行動
を起こします。


第1段階  共用部等に注意を促す“張り紙”をする

これでも問題が解決しない場合は、第2段階へ移ります。

第2段階  居住者全員に直接注意を促しに“訪問”する

どこが原因の部屋かがわかっていてもあえて全居住者を対象にします。

その理由は、先に述べた通り、原因となっている人は自分が悪いことを
しているという意識が薄いので、特定して注意しているのではなく、
居住者全員に言っているという形で伝えます。
「自分だけ」という意識を持たれると収まるものも収まらないことがあるからです。

ただし、この第2段階では、「近隣にあまり迷惑をかけると契約解除要件に
あたりますよ
」ということもやんわりと伝えます

それでもダメなときは、第3段階へ移ります。


第3段階  原因となっている人へ“直接文書を通知”する

第3段階でようやく直接原因者へ“通知”をします。

このときの文書は、契約書に記載されている“禁止条項”
(近隣に迷惑をかける行為の禁止)を根拠に、最悪「契約解除(強制退去)」
になる旨
を伝えます。

これでも改善されない場合は、第4段階へ。


第4段階  内容証明などの法的効力のある正式な書面で日付を決めて
       解決しない場合は契約解除となる“通知”をする


ここまで来てしまうと、もし、決められた日付までに問題が解決しない
(原因者が問題行為をやめない)場合は、日付の到来で契約解除
となります。



第1段階から第4段階までは、相当の時間を要し、長い場合は
1年以上かかります。

なぜなら、ゆるい“注意”の段階でいったんは問題がなくなり、
時間の経過とともにまた同じ問題が発生する
からです。


そして、あまり長い時間がかかってしまうために、被害者である
居住者の方が先に引越してしまうこともよくあるのです。
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r_e_father at 09:30|PermalinkComments(1)TrackBack(0)